カラオケ採点の点数を気にする方は多いと思います。
一方で、その点数が「歌が上手いかどうか」の絶対的な指標かといえば、そうとは限りません。
採点結果は、どの機種を使うかによっても変わりますし、設定や環境にも影響を受けるのが現実です。
ここでは、初心者から中級者、さらには上級者まで、それぞれに合ったカラオケ採点機能の活用法を紹介します。
カラオケをもっと楽しむために、カラオケ採点機能を効果的に活用してください。
初心者こそカラオケ採点の活用をしよう!
成長の目安に!初心者は採点を活用しよう
カラオケ採点機能の優れている点は、自分の歌の改善点が視覚的にわかりやすいということです。
初心者にとっては、点数が成長の目安となり、練習の参考にしやすいでしょう。
カラオケの採点は、多くの初心者にとっての課題である「音程」と「リズム」を評価してくれます。
音程の確認に便利な「音程バー」
特に音程に関しては、多くの機種でとても高い精度の採点が可能です。
音程に不安がある初心者にとっては、カラオケ採点は効果的な練習ができます。
楽譜が読めなくても、音程バーと自分の声の一致を目で確認できるのも、カラオケ採点ならではの特徴です。
「この曲のサビで、どうしても音が外れてしまう」と言った場合も、視覚的に音程のズレを確認できるので、改善点が明確です。
どこがずれているかを自分で把握して、繰り返し音程に沿って歌う練習をすることで、徐々に音感も良くなっていくでしょう。
リズムが影響!?採点機能の注意点
速い曲で点数が下がる理由
カラオケの採点機能では、注意したい点があります。
それは、リズムやテンポがズレてしまうと、音程が低く判定されることがあるということです。
特に、テンポが速い曲や、歌詞が詰まっている曲で、よく起こります。
歌い初めは音程に沿って歌えていたのに、途中で途端に音程が合っていないと表示されることがあるかもしれません。
それは、実は音程ではなく、リズムがズレている可能性があります。
テンポの速い曲や難しいリズムの曲を歌う時は、音程バーのズレも大切ですが、自分の音感も信じることが大切です。
カラオケ採点はあくまで参考として、純粋に歌を楽しんでもいいかもしれません。
環境にも左右される!?部屋やマイクの影響
また、カラオケ採点機能は部屋の音響環境やマイクの設定、音量などにも影響を受けます。
高得点だけを狙いたいのであれば、実はマイクの距離やエコーの調整なども重要なのです。
中級者は採点にこだわらず「歌の楽しさ」を大切に
採点機能には限界がある
ある程度歌い慣れている方や、音程に大きな不安のない中級者の方は、採点結果にとらわれすぎない方が良いでしょう。
なぜなら、カラオケ採点機能は、音程などの数値は正確に評価する一方で、「表現力」や「持ち味」といった個性や感情表現は評価しにくいからです。
プロの歌手も高得点とは限らない
実際、プロの歌手が自分の曲を歌っても、90点以上が出ないこともあります。
それは、採点機能が「音程」や「リズム」の正確さに重点を置いていて、歌唱力の全てを評価できないからです。
中級者や上級者は、点数は目安として考えて、自分なりの表現を追求してみましょう。
最後に:カラオケをもっと楽しむために
カラオケ採点機能は、初心者が成長を実感する練習の場としては最適な機能と言えるでしょう。
一方で、中級者や上級者にとっては、参考の1つとして捉えると良いかもしれません。
カラオケで高得点を目指して練習するのも、点数を気にせず自由に歌うことも、どちらもアリだと思います。
その目的やスタイルに合わせて、ぜひカラオケをより楽しむ方法を見つけてください。